生野町立実科女学校の創立から数えて50周年となる昭和38年9月、創立50周年記念式典の開催に際して、誰からともなく、「同窓会の歌があったら良いなぁ」という話が持ち上がり、勝山大豊先生（当時）と中山二三子さん（同窓会会長：当時、高女27期 ）らが、埼玉県浦和市の校歌作詞者・今井広史先生宅を訪ねて作詞を依頼、快く引き受けてくださり実現することになりました。今井先生は、生野高校の校舎が全焼するという大変な事態からの復興を願っての復興歌『不死鳥の歌』の作詞者でもあり、生野町口銀谷のご出身です。

　作曲は、数多くの校歌を手掛けられた作曲家の鏑木貢氏（かぶらぎ・みつぐ：当時は神戸市在住）に引き受けていただき、今日も歌い継がれている同窓会歌が誕生しました。

　全国に数ある学校の中でも同窓会歌がある学校はそう多くはありません。私たちの母校は、そんな素晴らしい学校なのです。歌詞もメロディーも心に染み渡る名曲です。

　同窓生の皆様、この同窓会歌をいつまでも歌い継いで参りましょう。