わが母校

校歌・復興歌・応援歌・同窓会歌

こちらでは「校歌」「復興歌」「応援歌」「同窓会歌」の楽譜、歌詞、解説をご覧いただけます。
また、音源もありますので、お聴きください。

音源はこちらから

生野高校 応援歌 「若き息吹は」 音源(歌入り).m4a
生野高等学校応援歌 若き息吹は

解説

応援歌誕生のいきさつ

 私たちの母校には素晴らしい「応援歌」が2曲あります。応援歌が出来たのは昭和28年のことです。歌詞は学内公募され、2曲とも6期生の生徒が作詞したものが選ばれました。そして、それぞれ別の方に作曲を依頼して誕生の運びとなったのです。以降、運動部の試合などの応援の際、声高らかに歌い継がれ、選手が発奮するエネルギー源になっています。
 新制高校の草創期に生徒が力を合わせて作った応援歌からは、「部活動を応援しよう」「よりよい学校にしよう」という心からの熱い思いが伝わってきます。

 1曲目の『若き息吹は』は、津田智美さん(旧姓:大西、6期生)の作詞。作曲は佐々木すぐる氏です。選手が持ち前の力を発揮することが出来る、元気の出る応援歌です。
 作曲者の佐々木すぐる氏は、知る人ぞ知る有名な作曲家です。1892年(明治25年)4月16日兵庫県高砂市生まれで、姫路師範学校を卒業後、郷里で数年間の小学校教師を経て東京音楽学校甲種師範科に入学し、1916年(大正5年)に同校を卒業後は、浜松師範学校に6年勤務した後、上京し作曲に専念され、生涯に2,000曲以上の楽曲を作曲されました。1966年(昭和41年)1月13日 74才で逝去されました。代表作には、かの有名な『月の沙漠』『お山の杉の子』のほか、『青い鳥』『赤ちゃんのお耳』などがあります。

 2曲目の『
高きに歌う』は、村田千鶴子さん(旧姓:荒木、6期生)の作詞。作曲されたのは、当時母校の音楽教師だった安積千文先生でした。こちらも『若き息吹は』に負けず劣らずの素晴らしい応援歌です。

先輩の思いがつまった素晴らしい応援歌があることを誇りに思い、先輩から後輩へと何時までも歌い継がれていくことを願ってやみません。

※この解説は、津田智美さん(明石市在住)にご協力いただき令和4(2022)3月5日に作成いたしました。
※2曲の楽譜はオリジナルが母校にも保存されておらず、これまで楽譜は存在しませんでした。そこで、生野高等学校関東地区同窓会「関東銀嶺会」ホームページのリニューアルに際して、当会に保存している唯一の音源から採譜して作成したものです。この作業は、国立音楽大学大学院オペラ科で長らく専属ピアニストとして学生の指導にあたられた、ピアニストの遊間郁子さんにご尽力いただきました。心から感謝申し上げます。